京響と京都市ジュニアオケ
京都洛東ライオンズクラブの結成35周年記念コンサートに行ってきました。前半は、京都市ジュニアオーケストラによるチャイコフスキーの白鳥の湖、後半は京都市交響楽団による同じくチャイコフスキーの交響曲第4番が演奏されました。指揮は、共に山下一史
こうやって、2つのオケを並べて聴くというのも、めったにない経験で面白いものです。もちろん、上手さという点では、はっきりとした違いがあります。とはいっても音量的には見劣りはしませんし、後は、ジュニアオケの木管同士のアンサンブルとか、管楽器の難しいソロなどが決まれば、かなり聴き応えのあるオケになるのではないでしょうか。
さて、音楽的にどちらが良かったかというと、これは好みの問題もあるでしょうが、ジュニアオケの方に軍配を上げたい。京響の方が音程も決まっているし、安定しているのだが、音楽としては平板で退屈でした。何よりチャイコフスキーらしさがまったく感じられない。それに引き換え、ジュニアオケは、バレエ音楽という性格もあるが、1曲1曲の性格がきちんと出ていただけでなく、山場に向かっての盛り上げ方においても優れている。何より演奏に熱気が感じられるのがいい。これもプロ野球よりも高校野球の方が好きという人がいるのと同じようなものでしょうか。
両オケの間には、京響の伴奏で源田俊一郎編による「ふるさとの四季」が山科区民合唱団ほかの合唱で演奏されました。これは、春の小川、茶摘、われは海の子といった日本の四季を歌ったおなじみの楽曲にオーケストラの伴奏が付いたものです。これがまた、オーケストラの伴奏が1曲ごとに変化が付いていて、とても楽しい。聞きなれた曲が何倍も素敵に聞こえる編曲でした。まさに、日ごろ食べている「おばんざい」も料理屋できれいなお皿に盛られていると、おいしく感じるというような感じです。
合唱は、この日のために編成された合唱団ですが、臨時の合唱団にありがちな粗さが少なく、なかなか見事なものでした。共演のひまわり児童合唱団も「おばんざい」に加えられた隠し味のようによいアクセントになっていました。
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