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2007年11月30日 (金)

ドレスデン歌劇場室内管弦楽団

いやー、意外な拾い物といってもよい、すばらしい演奏でした。ドレスデン歌劇場は、もちろん世界有数のオペラハウスですが、その奏者からなる室内オーケストラ、って日本向けの出稼ぎ団体か!と思いきや、驚くような演奏でした。

最初は、超有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。フル・オーケストラで聴くのとはまた違った澄んだ音色は、古楽器の団体を思わせるような、シンプルでいて刺激的な演奏。

続くバッハのオーボエ・ダ・モーレ協奏曲は、オーボエ・ダ・モーレという楽器自体があまり派手な楽器でないせいか、協奏曲らしいソロの華やかさにかけるのが残念

前半最後のヴィヴァルディの冬は、一転して派手な演奏。ソロはコンサートマスターが務めたが、急速なアッチェレランドなどなかなか聴かせてくれる。

後半は、吉松隆の左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」。ソロは、館野泉さん。登場する際もややぎこちない感じで「大丈夫か」と思わせるが、演奏はさすが。最初の一音で北欧の森と泉に囲まれた世界を思わせる叙情性はこの人ならではのもの。吉松さんの曲も、弦楽器がざわざわと波をたてるようなところは、シベリウスの曲をも思わせる。全体は、叙情的な部分、激しい現代音楽的なところ、そして軽妙な舞曲風の部分がトリオのように構成され、古典的なたたずまいも感じられる。編成も弦5部にオーボエ、ファゴット、ホルンであるから、モーツァルトと共通である。クラシックな中に現代的なシャープな響きを盛り込んだ吉松さんらしい曲

最後は、モーツァルトの交響曲第29番。編成はさほど大きくないものの、前半から徐々に大きくなってくるからか、十分な迫力が感じられる一方、室内楽的な緊密さも失わない。絶妙のバランスの元に見事な音楽を聞かせてくれた。

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投稿: みんな の プロフィール | 2007年12月 3日 (月) 08時14分

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